精霊と出逢う庭夫は最終的にローマにあるドイツの考古学研究所の所長になったほどの偉い学者で、彼女は夫との研究旅行にて考古学の知識をつけ、特にギリシャおよびローマ文化について深い造詣を得たことが文学者としての活動にプラスになりました。もう一つの要である創元推理文庫でも、灰色の表紙のシリーズが幻想文学を主に扱っている。
少年と少女はまず、池の中を潜り、天高く上り、水の流れを漂い、<地の母>(ギリシャ神話のガイアを想像させます。少年の好奇心と征服欲が罪のない昆虫や植物をめちゃくちゃに破壊し、中には死んでしまったものもあったのかもね。この古い庭は、変わらず魔法の力を持っていたため、少年たちは庭を破壊し、罪のない動植物たちを殺した罪を償うべく、異世界への旅へと出発しちゃうんだよ。
カシュニッツ自身が無意識ながらも自然との調和、そして夫の転勤に伴ってゆっくりと培われたギリシャ神話やローマ神話の知識がふんだんなくキルトのように折り込まれている、と思いました。中央に二人の子供を抱えたブナの木の精霊が鎮座し、スワンが下でその様を見ている、という感じのイラストです。
『精霊たちの庭』秘密の不思議な古い庭大きな町の真ん中にとても古い庭があったのかもね。
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